e-tipsmemo

ごった煮

KiCAD 4.0.1 length matching (differential)

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の続き。

 

前提として回路図を書いてフットプリントの割当をしてある状態にする。

また、差動配線にしたいPinにつながるネット名が

[hoge]+,[hoge]- または[hoge]_P,[hoge]_Nとなっていないとできない。

 

①表示→OpenGL Modeにする。

②デザインルールを設定する。

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ほしい差動インピーダンスになるように配線幅と間隔を決める。

(基板厚は1.6mmで材質はだいたいFR4とか(なのでその誘電率をしらべ)適当なサイトのインピーダンス近似式をつかう)

*画像のは適当

③寸法→差動ペア

で今から配線する差動ペアの幅と間隔を決める。

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④配線→差動ペア

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で、差動配線する。ビアはV。

⑤配線→差動ペアの配線長の調整

で調整したい差動ペアの片方の配線をクリック。

⑥そのままLキーか右クリック→配線長の調整設定

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で目標の長さを指定。その他いろいろ設定可能。

Sやrはどれくらいがいいのかは周波数やアプリケーションに依るだろう・・・

⑥.⑤

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調整する前に、適当にセグメントをクリックすると全体の長さがわかるのでそこから調節死体長さを決まる。(セグメント長は光っている部分だけの長さ)

⑦引ける

引いている途中。1,2,3,4キーで上の設定画面で設定した範囲で微調節ができる。

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⑧配線→差動ペアの遅延/なんとかなんとか

配線をクリックして、右クリックメニューからスキュー調整メニューをだす。

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見たまま。

⑨引ける

引いている途中。1,2,3,4キーで上の設定画面で設定した範囲で微調節ができる。

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まとめ

ある機能は使ってみたくなるものであるが、差動ペアを引くことなどはあまりないので

お試しがてらのメモ。