KiCADには3Dmodelを表示・出力機能がデフォルトであるが、
対応フォーマットがwrlというものだけだ。
一方でフリーの3DCADとしては最も優秀だと思われる
Fusion360の出力フォーマットにwrlはない。
これをFreeCADを使って変換するプラグインがあるらしいのでそれの導入手順をメモる。
0. install
KiCADはVer4.0以降、FreeCADはVer0.15以降
Fusion 360 とFreeCADをインストールしておく。
ここからFreeCADの補助ツールをダウンロード(インストール不要)
sourceforge.net
解凍したら中のlaunch-kicad_StepUp-Tools.bat
を編集する必要があるかもしれない。
1. Footprintは作っておく
2. Stepファイルの用意
Fusion360で作る。(位置は原点に近い方がいい(あとで調節する))
ここで色付けしてしまう
Exportでstep file形式を指定。
最終的にwrlファイルを出力したい場所にstpファイルをExportする。
3. 位置調整とwrl出力
launch-kicad_StepUp-Tools.bat
を起動する。
右側にツールバーのあるFreeCADとなる。
load kicad footprintで先程作ったフットプリントを読み込む
stepファイルをドラッグ&ドロップし、読み込ませる。
位置調整はモデルを選択状態にして右のボタン郡で行う。
選択状態にしないとおこられる。
位置の調整が終わったら
一旦Ctrl+SでFreeCadのフォーマットで
先程のstepファイルの場所に保存する
export kicadでwrlと位置を調整したstepを出力する。
いっろいろとメッシュの細かさなどを聞かれるが、全部デフォルトでOK
stepファイルを上書きするかどうか聞かれる。無視。
wrlが出力される。
4. フットプリントと紐付け
footprintの作成画面上の設定で先程のwrlを設定。
(ここで位置の調整をする必要はない)
表示→3Dビューアー で
全体が見える(この時点ですでに位置があっているはず)
これで終了
KiCADは全体的には悪くないCADだが
まったく使いにくいところ(先程の3Dの設定やschとlayout画面での統一性のないキー操作)
があるのでアップデートに期待している。