Homeassistantを運用するにあたってRaspberry piにHome Assistant Operating Systemをインストールして使っていた。
しかし、ネットワーク周りを整理たいので、Growiを動かしているQNAPのNAS上で動かしたいと思った。
プラン1:Container Station/Docker(ダメそう)
QNAPにはContainer StationとかいうDockerの管理ソフトのようなものをApp Centerから導入することができる。
GrowiはContainer Stationからインストール・起動することはできなかったので、
sshで接続して、直接docker compose -dしているがうまく動いていることがわかる。
これ同様に、まずはContainer Station経由でHome assistantのDockerイメージを取得して使うことができるのか試した。
ほとんど以下のサイトの通りに行った。
Installing Home Assistant (HA) on QNAP NAS - HackMD
しかし、参考サイト通りに行ったが、
なにかエラーが出てhttps://[NASのIPアドレス]:8123 が出てこなかった。
それ以前に、Home assistantのDockerイメージはHomeassistant Coreというものしか含まれていないらしく
ESPHomeなどのアドオンをインストールするのに必要なHome assistant Supervisorというものがないらしい。
Raspberry piで起動しているHome assistant OSでの管理画面(Supervisorからアドオンストアにアクセスできて、ESPHomeなどをインストールできる(これがないと困る))
普通のUbuntuにDockerを入れて、ymlを書いて、docker compose -dしたときの管理画面
参考:Linux - Home Assistant
Home Assistantを使えるようにするまで その4 | Smart Life 99
ここ曰く、Containerだとやはりアドオンストアは使えない様子。
なので、別の方法を探す。
プラン2:Virtualization Station 3
QNAPのApp Centerを見ていたらVirtualization Stationというものがあった。
検索したところ仮想OSを起動できるらしいので、これ上でHome assistant OSを起動すればよいのではないかと思ったらやっている人がいた。
How to Install Home Assistant on a VM | Qnap - YouTube
Dockerよりもリソースを使用しそうだが、早く動いてくれる必要もないので。
VMにHome assistant OSをインストールできたら
コンソールを開く
ha > network info
とすると、dockerのネットワーク情報を表示してくれるので、
interface: enp0s3とかのIPアドレスにポート8123でアクセスする
アカウント作成すると、Raspberryで触っていたHome assistant OSと同じものが表示された(アドオンストアもある)
感想
Raspberry piからQNAP NASにHome assistantを乗せ換えることができそう。
Raspberry piは何か一つのことをするならお手軽だけど微妙に性能が足りないと思う時がよくある(録画なども)
複数のコンテナを云々とかになってくるとメモリが足りなくなってくるので、
やりたいことごとにRaspberry piが増えていく状況になってしまう。
最近のRaspberry 4Bなどはどうかわからないが、
素直にx86_64のi3とかにメモリをたくさん積んだマシンをサーバーにしたほうが良いのではないかと思う(最近はメモリも安いので)
たまたま持っていたQNAPのTTS-453Beを用いているが、Synologyのでも同様の機能があると思う。
メモリが足りなくなりそうだったら、推奨はされていないが、16GBにできるかもしれないらしい。
後継機種が出ている