Goproを長時間録画していると電池が熱くなって落ちてしまうことが多々あり、バッテリー無しで録画したいと考えている。
その場合モバイルバッテリーなどを接続する必要がある。
モバイルバッテリーを使用して録画してもいいが、複数のバッテリーを用意するのは困難なため、工具バッテリーを使用できないかと考えた。
また、工具バッテリーのほうが安全性が高いかと考えた。
これから行う工作とそれを使用した際に起こることは各々の自己責任で!
調査
工具バッテリーにはMAKITAが有名だが、個人的にはHIKOKIで揃えていこうと思った。
というのもバッテリーを使用する機器の中で冷温庫を買いたいとおもっており、それらを比較したときにHIKOKIのほうがよいと感じたから。
またマルチボルト(18Vも出せるし、36Vも出せる)機能によって、1つのバッテリーで2モードの電圧が出せるのがよさそうと感じた。
マキタは18Vと40Vでバッテリーが違うので電圧ごとに形状が違うと困りそうだと思ったので。
また、バッテリーにBluetooth接続機能が搭載されているのも面白そうだと思った。
何ができるのかは知らないが。
工具自体のラインナップにはあまり差はないんじゃないかと思う。
バッテリー比較
HIKOKIのマルチボルトシリーズ
こちらは、18V 5.0Ahなので、18V * 5.0Ah = 90Wh = 90,000mWh
一方で、今所有しているAnkerのモバイルバッテリーは
ワット時定格容量を書いていない。
この商品のQAにワット時定格容量が
72Whと書いてある

なので、72Wh / 20,000mAh = 3.6V
Ankerの製品タイトルにある容量はリチウムイオン電池の容量らしい。
なので、現在所有しているモバイルバッテリーのワット時定格容量は、
3.6V * 19200mAh = 69,120mWhで、工具バッテリーのほうが容量が大きいことが分かった。
準備
電圧変換
HIKOKIバッテリーから電圧を取り出す必要がある。
純正品をつかっていく。
この製品にUSBポートあるからこれをGoproにつなげればいいという話もあるが、
Goproは5Vで、2Aよりも大きい(できれば3A)の容量を持つ電源でなけれは処理負荷がかかったときに落ちてしまう。
なので隣のDC12VからUSB-C PDを得る。
こちらは12V 2Aが出せるので、9V 2AレベルのUSB-C PDを出す能力がある。(20V 3Aなどは無理)
カーチャージャー
DC12Vから、USB-C PDを得るのにカー用品をつかう。
シガーソケットからUSB-C PDを取り出す商品だとコードがついていない。
車の内部に取り付けるもののほうが都合がよい。
DCジャック
BSL18UA(SA)の12V端子は5.5mm 2.1mmのDCジャックに対応しているらしいが、
短いDCジャックだと抜け落ちてしまう。
どの通販サイトもDCジャックの長さは書いていなくて、
Amazoの商品画像でDCジャックが長いことが分かるのがこれしかなかった。
10個もいらないのに...
USB-C PDテスター
ちゃんとUSB-C PD動作しているのかを確かめたかったので、テスターを買った。
こういうのはケーブル付きのほうが取り回しがよい。接続
カーチャージャーのコネクタを切って、DCジャックにつなげる。
はんだ付けする前にDCジャックのカバーと、熱収縮チューブを忘れないように。
カーチャージャーはメーカー純正品ではないので、ものによっては赤色と黒色の線がプラスとマイナスで入れかわっている粗悪品もあるかもしれない。
ちゃんと実動作テストか調査してからはんだ付けする。
あとはバッテリーにDCジャックをさし、スマホなどを充電してみる。
自己責任で!
Xperia 1Vの急速充電が9Vで行われていることを初めて知った。
Goproが手元になかったので、実際に5Vで2A以上でるのかはわからないが、
18Wの供給能力があるので多分大丈夫だろう。
感想
そもそもHIKOKIのUSB充電アダプターにUSB-C PD対応のものがあればよかったのだが、純正品ではそのようなものはない。(マキタも)
冷温庫やコードレスファンといったアウトドア用品でアピールしているならそれくらいあってもいいんじゃないかという気もする。災害時にも便利そうだし。